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もし都会で育った若者が北海道の田舎で暮らしたら。 moshikita.exblog.jp

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”まびきな”料理


小松菜・大根・ラディッシュ。

同じ畝に同時にまいた彼らは、
芽が出てから順調に育ってくれています。
嬉しい限りです。

発芽したての葉をよく見ると、
3種類とも似た形をしていました。
実はみんな同じアブラナ科。
こうしたところにも科で共通の特徴が見られるのですね。

すじまきをした小松菜は、
その線に沿って元気に茂ってきました。

ここで、ある作業をしたいと思います。


「間引き(まびき)」

成長して混み合った苗の株間を空けるために、
生育の良い苗を残して、適度な間隔にそのほかを抜くこと、これが間引きです。
日当たりや風通しが良くなり、残した苗の生育が良くなります。

間引きのタイミングの目安や回数は、
野菜によって違いますが、
小松菜は2回やり、1回目は本葉が1~2枚出たときです。

ちなみに本葉は、発芽して最初に出る双葉の後に出てくる葉ですね。

”まびきな”料理_a0356060_09443416.jpg
<上>before <下>after

濡れた土を触ったので、少し葉が汚れてしまいましたが、
下の列が間引き後で、間隔が空きスーっとしたのがわかります。

でも、間引くなら最初から間隔をあけて種まきすればいいのに、
なんて思う人もいるかもしれません。

そもそもすじまきする理由は、
畑やプランターを効率よく使えることだそうですが、
実は間引きした苗は「間引き菜」と呼ばれ、
食べることができるのです。

いや、そりゃ、そうですよね。
小さくても野菜は野菜!小松菜は小松菜!

特に葉野菜の場合、間引き菜は
商品として売られているその野菜がただ小さくなっただけなので、
その野菜のレシピそのままでお料理することもできます。

”まびきな”料理_a0356060_09443880.jpg

まな板の上に置いてこれくらい。
全部で70株ありました。もりもりです。

土や泥をキレイに洗いましたが、
このときは今までにないくらい念入りに洗いました。

実は間引きをするとき、
葉や茎と茎の間に小さな虫が付いているのを見たのです。
枝豆の双葉についていたのと同じ虫です。

農薬を使うことなく、
採ってそのまま食べられるくらいの安心野菜なわけですが、
そんな野菜を自分で収穫してみると、
いかに野菜には虫がつくのかを実感します。

本来こういうものなのでしょう。

買ってきたキレイな野菜を食べるときは、
さーっと洗うだけでしたが、
入念に洗った採りたて野菜にはやはり虫が隠れていました。
改めて、自然を感じます。

”まびきな”料理_a0356060_09444268.jpg

根っこも食べられないことはありませんが、
見栄えや歯ごたえを考えて切りました。

すると、あらまぁ。
見覚えのある形…
…あ!お店で見る小松菜の面影ですね。

”まびきな”料理_a0356060_09444660.jpg

しめじと一緒に、
ごま油と醤油・酒で炒めました。

かなりシンプルですが、
小さくてもしっかりとした味とその歯ごたえがまさに小松菜で、
ありがたい気持ちになりました。

それにしても、
あんなにたくさんに見えた量が、
炒めるとこんなにボリュームダウン。

でも小松菜は栄養価が高いので、
たくさん食べられていいですね。

間引き菜はあまり流通させるものではないので、
今回は個人的にいただきました。


野菜作りの過程で、
一見単なる作業工程に見えた「間引き」ですが、
間引き菜も美味しく「いただく」ということは、
野菜や土、畑、大地に感謝することなんだなと感じられます。

間引き菜は様々な野菜でレシピもあるようです。

これからもできるだけ、
野菜は無駄なく食べることを心がけたいと思います。


by tsukam_m | 2016-06-09 11:11 | 農業女子