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雪国に住んで2年。
初めて雪で遊びました。

「スノーシュー」と言います。
昔で言うところの「かんじき」だそうで、これを履いて雪山を歩きます。
地元の方にご案内いただき、初体験です。

この日はとても天気がよく、景色が本当にきれいでした。
どこを見ても一面真っ白。マシュマロのようななめらかな雪。

来た方向には足跡と山(帰りやすい)。
天気はよくてもわりと積もってて、足を上げるのがすごくいい運動でした。

山に入ってみると、
そこには普通では見られない光景が広がっていました。
スノーシューの存在を知らないと見られない景色。

物音ひとつない静けさが印象的でした。

こちらはある日の公園です。
深川では毎年「氷雪祭り」というイベントをしていて、自衛隊が大きな雪像を作りにわざわざ来てくれます。

他にも、市民の中で有志の団体が様々に雪像を作ります。
みなさん平日も仕事が終わってからコツコツ作業しているんです。
寒い日も、吹雪の日も、それはそれは大変なのに。
すてきですね。
雪国では雪遊びが発達しています。
初めて雪で遊びました。

「スノーシュー」と言います。
昔で言うところの「かんじき」だそうで、これを履いて雪山を歩きます。
地元の方にご案内いただき、初体験です。

この日はとても天気がよく、景色が本当にきれいでした。
どこを見ても一面真っ白。マシュマロのようななめらかな雪。

来た方向には足跡と山(帰りやすい)。
天気はよくてもわりと積もってて、足を上げるのがすごくいい運動でした。

山に入ってみると、
そこには普通では見られない光景が広がっていました。
スノーシューの存在を知らないと見られない景色。

物音ひとつない静けさが印象的でした。

こちらはある日の公園です。
深川では毎年「氷雪祭り」というイベントをしていて、自衛隊が大きな雪像を作りにわざわざ来てくれます。

他にも、市民の中で有志の団体が様々に雪像を作ります。
みなさん平日も仕事が終わってからコツコツ作業しているんです。
寒い日も、吹雪の日も、それはそれは大変なのに。
すてきですね。
雪国では雪遊びが発達しています。
▲
by tsukam_m
| 2017-02-09 13:21
| 雪国の生活
車の暖房が、暑い。
ん?これは…春の兆しではありませんか?♡
北海道の冬、小さな軽のエアコンは、
何か月もこの通りでしばらく触りませんでした。

HOT MAX!POWER MAX!
これでもすぐには暖まらず、
乗った直後は寒さの中、凍え、震え、悶えながら
目的地に着くまで待ち続けることもありました(冗談です)。
しかーし!
さすがは雪国。
私は北海道に来て初めて、
「エンジンスターター」という存在を知りました。
詳しい方ならご存知かもしれませんが、
遠隔で車のエンジンをかけられる機能があるのです。
帰り際、自席でスイッチをピッ。
駐車場に着くころ、車はすでにあったまって、
ご主人様をお迎えしています。
なんてお利口な…!
基本的にはどんな車にも付けられるようです。
毎日乗る車からも、
季節の移り変わりを感じることができます。
春が近づくうれしさは、
私を外へと駆り出します。

さてここで問題です。
よーく見てください。
手前に見える背の低い木はなんでしょう?
よーく見てもわかりません。
ヒントは…赤くて甘~いくだものです。
これは5月の同じ場所です。
ピンクの花が咲いています。
正解は、さくらんぼです!
深川はさくらんぼの隠れた名産地なんですよ。
同じ山からの景色。
高台からの開けた眺めは、
思わずだれかに見せたくなります。
どうやら私の”見てポイント”はいつも変わらないようで、
夏にも撮っていました。これは7月です。
冬のまっしろ、夏のみどり
どちらもとても素晴らしいです。
季節によって全然違う顔になる深川は、
まるでなんちゃらビフォーアフター。
これからも色々な顔が見たいです。楽しみ。
▲
by tsukam_m
| 2016-03-10 12:00
| 雪国の生活
「うわぁ~すごい!まっすぐ!」
「ほんとだー!長ーいっ!」
北海道で車に乗り、
周遊したことのある人は、
だれしもきっと、出会ったことがあるでしょう。
まっっっすぐの道!
どこまでも曲がらない長~い道が、
土地の広い北海道では数多く存在します。
こうした道に遭遇した旅行者は、
感動!
周りには高い建物もなく、見晴らしがいい。
そして車も少ないので、つい気持ちよくスピードを出しすぎ
捕まる!
そんな人が多いらしいです。
(昔々、親もお世話になりました。)

深川にもいくつかあり、
思わず立ち止まりたくなる絶景です。
しばらく見とれていましたが、
よく考えました。…この遥か前方、
冬の坂道はキケンです。
冬でも夏でも、春でも秋でも、
まっすぐ道に出会ったら、
ゆっくり、楽しみましょう。
本州はだいぶ春めいているようですね。
深川もだんだんプラスの気温が多くなり、
雪が溶け、路面が出てきました。
少し暖かくなると、外を歩きたくなるもので、
普段は車通勤のところ歩きにした昨日の帰り道、
見たのです!何かが目の前を横切るのを…
…キツネだ!
自宅前なので山奥とかではないのです。
そんな中、まるで野良犬並みのナチュラルさで現れてくれたキツネに、
感動です。
写メは暗くて断念。。
でも、車ではきっと気づかなかったでしょう。
車を降りて、ゆっくり歩く。
一駅分だけ、歩いてみる。
たまにはうれしい発見があるものです。
まっすぐ道も、キツネも、
ぜひ実際に見に来てくださいね。
▲
by tsukam_m
| 2016-03-08 11:47
| 雪国の生活
慣れ親しんだ土地を飛び出せば、
見たことのない標識はたくさんあるものです。
深川には、雪国ならではの標識があちこちにあります。

なんとリッチな…!
いえいえ、わりと切実だと思います。
路面は雪が常にある状態で、時に氷でツルツル。
特に、坂道を運転するのはかなり危険です。
そのため、道路を暖めて雪や氷を溶かし、
事故を防いでいます。
床暖のようなものですね。
交通量のある大きな坂道に多く見られます。

少し上を見渡せば、かなり目立つ矢印があります。
何を指しているのでしょう。
道幅です。「だいたいこのへん↓」と言っています。
冬は道路の白線が見えません。
雪に埋もれて路面が白くなるからです。
そのため、道幅の位置を示し、走る感覚を教えてくれます。


同じく地上ではこうした棒がささって、
道幅を教えてくれています。

白線が見えないということは、
すなわち停止線も見えません!
これは私も実際にすごく恐怖を感じたことがあります。
停止線から何から何まで、道路のありとあらゆる線が見えないのは、
どこを走っていいかわからずとても危険です。
そんな時、道路の脇に立っている標識は唯一の救世主様!
彼に命を救われた人は何人もいるでしょう。
こうして、改めて、
気づかなかった道路の線と標識の大切さを痛感するのでした。
▲
by tsukam_m
| 2016-03-01 11:19
| 雪国の生活
北海道のスケールは、道路にも表れています。
どこへ行っても道幅が広いです。
特に、走行の多い道路。
名古屋や都心では片側5~6車線ありましたが、そうではなく、
1車線でも、道路全体の幅が広いのです。

これは片側1車線。
白線の両サイド、やけに余裕があります。
まるで4車線でもいいくらい。
夏場は単に、「土地余ってるなー北海道」くらいにしか思いませんでした。
でも、冬になって、ガッテン!
除雪用だ…!
雪がたくさん降る北海道。
冬場の道路は除雪が命です。
天気によっては昼夜問わず、
大きな除雪機がせっせと道路を巡回します。
今日はそこまででしたが、多い日は分厚い層が道路脇にたまります。
それが、道幅の広い理由なのですね。
さらに、夏場は2車線の道路でも、
冬場は実質1.5車線になることが判明。

ですから、北海道のドライバーには、
暗黙の交通ルールがあるように感じます。
季節を通して、なるほどがたくさん。おもしろいですね。
ただ、道路脇によけられた雪にはひとつ注意が必要です。
身長の高さほどにもなる壁のような雪。
徒歩でも車でも、とても見通しが悪くなります。

身を乗り出さなければ確認できない…。
右折左折の際には、「止まれ」で十分に確認しましょう。
▲
by tsukam_m
| 2016-02-26 12:08
| 雪国の生活
一歩出れば至るところに、
暮らしの工夫が感じられる雪国。
見慣れない私には感心させられるものばかりで、
思わずキョロキョロしてしまいます。地元の人には変人でしょう。
特に真っ先に目につくのは
家(住宅)です。
屋根の形にすごく特徴があります。
四角い印象がありませんか?
やっぱり、四角い!
この平らな屋根は東京大阪では多くなく、
あっても会社か、デザイナーズハウスなど、一般的ではない感覚です。
北海道ではたくさんあります。
そこで不思議に思ったのです。
(平らだと雪が積もっちゃうのに、どうなってるんだ?)
実はこれ、最近テレビで知ったのですが、
北海道の住宅の屋根には歴史があるようです。
屋根に積もる雪を「屋根雪」と言いますが、
昔は屋根雪が自然に落ちるよう、三角の屋根が一般的でした。
しかし、人口の増加とともに住宅も増え、
隣の家との感覚が狭まると、
落ちる屋根雪がご近所トラブルになるようになりました。
次第に、屋根雪を考慮して様々な形に変化し、
現在では落雪のない平らな屋根が多くなったそうです。
北海道科学大学の千葉准教授によると、
屋根雪は1m程度なら下さなくてもよいのだそう。
屋根の形の変遷とともに、住宅の造りも強化されているのですね。
中には三角の屋根もあるのですが、
よく見ると傾斜の方向がお隣に向かないようになっていました。なるほど!
雪が落ちる屋根の工夫は他にもあります。
「雪囲い」
巨大なすのこのようなものを住宅にかけています。
落ちた雪がたまって、窓が割れるのを防ぐんだそうです。
雪に窓がつぶされるなんて、すごい…
「冬囲い」
同じく、こちらは木バージョンです。
雪につぶされるのを防ぎます。
こうした細やかな冬支度はあちこちに見られます。
雪国の暮らしの知恵は、
時代とともに変化するもの、古くから続いているもの、
両方が融合されて、顕在しています。
▲
by tsukam_m
| 2016-02-24 13:40
| 雪国の生活
深川の雪のシーズンは、11月中頃から始まります。
最初は、降っては溶けを繰り返し、
だんだんと冬が深まると、溶けなくなった雪が積もっていきます。
これを根雪というそうです。
そこから3月いっぱいくらいまでが雪のシーズンです。
最高気温は-2℃くらいが平均で、
私は最低-15℃まで経験しました。
人生で初めて鼻毛が凍った朝でした。


STAR WARSもビックリ。な
つららです。
ある朝ベランダの頭上から生えていました。
こうしてみると、そこどんだけ寒いのー
と思うかもしれませんが、意外や意外、
雪国の屋内の暖かさは、本州の冬より快適な部分があります。
確かに外はキリッとした寒さ。-○℃の数字に間違いありませんが、
こうしてみると、そこどんだけ寒いのー
と思うかもしれませんが、意外や意外、
雪国の屋内の暖かさは、本州の冬より快適な部分があります。
確かに外はキリッとした寒さ。-○℃の数字に間違いありませんが、
その分建物は相当暖かい造りをしているのでしょうか、
やはり雪国は冬の生活への備えが充実しています。
習慣としても、暖房は強弱をつけながら常時つけているため、
むしろ本州より暖かいのです。
引越し当時大家さんに聞いたことがあります。
「本州から来た人の方が灯油を使わずに、
こたつだけで我慢して、ムリして寒さに耐えてるみたい。」
なんとなく、わかります。
私も当初、
(え、留守中もずっと暖房つけとくの…?)
と灯油代におびえていましたが、
つけたり消したりすると余計灯油を消費したり、
寒くなって水道が凍ったりして生活に支障をきたすようです。
気になる一冬の灯油代は、本州の夏の冷房代くらいでした。
こちらは夏に冷房がいらない分、年間の生活費は本州と変わらない結果に。
わからないものですね。
やはり雪国は冬の生活への備えが充実しています。
習慣としても、暖房は強弱をつけながら常時つけているため、
むしろ本州より暖かいのです。
引越し当時大家さんに聞いたことがあります。
「本州から来た人の方が灯油を使わずに、
こたつだけで我慢して、ムリして寒さに耐えてるみたい。」
なんとなく、わかります。
私も当初、
(え、留守中もずっと暖房つけとくの…?)
と灯油代におびえていましたが、
つけたり消したりすると余計灯油を消費したり、
寒くなって水道が凍ったりして生活に支障をきたすようです。
気になる一冬の灯油代は、本州の夏の冷房代くらいでした。
こちらは夏に冷房がいらない分、年間の生活費は本州と変わらない結果に。
わからないものですね。
そんな深川は時折、氷の世界を見せてくれます。
私も1年でだいぶ慣れたようで、
2回目の冬はちょっとのことではうんともすんとも言いません。

なんということでしょう。
ウロコ状にコーティングされた魚のようなボディ。
…
いや、さすがにビックリしました!
うんともすんとも言いました。
珍しく雪ではなく、朝から雨の日に屋外駐車場に停め、
寒くなった夕方に戻ると見事に変身。
雪まじりの雨が急激に冷やされ、全面凍ったようです。
ウロコ状にコーティングされた魚のようなボディ。
…
いや、さすがにビックリしました!
うんともすんとも言いました。
珍しく雪ではなく、朝から雨の日に屋外駐車場に停め、
寒くなった夕方に戻ると見事に変身。
雪まじりの雨が急激に冷やされ、全面凍ったようです。

こういうガラス、ありますよね。
前が全く見えません。
触ってみるとツルツル。
見た目はゼリーのようで、正直キレイでしたが、
エンジンをかけ、ガリガリしながら温まってようやく前が見えました。

ガリガリにはこれを使いました。
「スノーブラシ」
赴任当時の上司からいただいたのですが、
雪国の車には毎日活躍する必須アイテムです。
冬、外に駐車していると、一日で何十センチと雪が積もります。
車に乗る前は必ず「雪下ろし」からスタートです。
冬は雪っ♪だけではなく、
凍結に注意ということを学びました。
実はこれも、さっき理解したばかりなのですが、
北海道に来てすぐ、とても驚いたことがもうひとつあります。
サイドブレーキをかけない。
最初は、たまたま一緒に乗った人だけかと思いました。
けれどもやっぱり、誰もかけない。
聞くとみなさん口をそろえて、
「なんでサイドブレーキなんかかけるの?常識でしょ」
と言わんばかりに、かける方がおかしいと仰せられました。
調べるとどうやら、サイドブレーキも凍ることがあるようです。
なるほど…
今日までずっとかけ続け、
運よく一度も凍っていないサイドブレーカーの私ですが、
今日からどうしようか。
クセになったら本州に帰ったとき怖い。と思いつつ、
郷に入っては郷に従え?
地域に根付いた習慣には生活の工夫がいたるところにあり、
わけがちゃんとあるのだと感じました。
▲
by tsukam_m
| 2016-02-23 17:16
| 雪国の生活
「吹雪」には動詞があるって知っていましたか?
私は知らなかったです(恥)。
最近よく「吹雪いています」。
こんな日は雪が目に入ります。
でも、傘をさす人はほとんどいません。
雪がサラサラだからのようです。
たしかにはたくと落ちますが、
多少濡れる…ので気になりつつも、
浮くのでやめました。
さようなら、傘。

先日この子を作ったときも、ビックリしたんです。
(あれ…雪だるまってこんなに難しかったっけ?)
丸まらないんです。
千葉や大阪でも作ったことがあります。
ちょっと雪をつかんで丸めて、
それを地面に置いてくるくる押していけば、はい完成!
でしたが、
…なかなか大きくならない。
!!
サラサラだからだ…!!(感動)
(感動したけど結局この子は大きくなりませんでした)
私は知らなかったです(恥)。
最近よく「吹雪いています」。
こんな日は雪が目に入ります。
でも、傘をさす人はほとんどいません。
雪がサラサラだからのようです。
たしかにはたくと落ちますが、
多少濡れる…ので気になりつつも、
浮くのでやめました。
さようなら、傘。

先日この子を作ったときも、ビックリしたんです。
(あれ…雪だるまってこんなに難しかったっけ?)
丸まらないんです。
千葉や大阪でも作ったことがあります。
ちょっと雪をつかんで丸めて、
それを地面に置いてくるくる押していけば、はい完成!
でしたが、
…なかなか大きくならない。
!!
サラサラだからだ…!!(感動)
(感動したけど結局この子は大きくなりませんでした)
▲
by tsukam_m
| 2016-02-18 14:30
| 雪国の生活
飛行機を降りたのは1年前。
あれは、まっ白の季節でした。
はじめは見るものすべてにえらく感動したものです。
今日も変わらず美しい
まるで粉砂糖をはたいたような山。
仕事中でもうっとりします。
家の近くは、

胸の高さまでありました。
間近で見ると小麦粉をはたいたよう。
なーんて「キレイごと」ばっかり言っちゃって。
地元の人々には、
「わぁ~(感動)♪」はあまりないようです。
雪国の生活に欠かせない 「除雪・排雪」。
それはまさに重労働で、
-10℃でも汗ダラダラのおばさんを見ました。

道路には背が高く大きな除雪機と、雪を運ぶ大型トラックが走ります。
大雪の日は深夜3時でも重機の音が聞こえてきます。
寒いのに…頭が下がりますね。

追いやった雪はこうして一定の場所に積み上げられます。
こういうとき、北海道弁では「積まさる」というらしいです。
ex ) ふいにボタン押しちゃった!→「押ささる」

わかるでしょうか。車の倍くらいの高さです。
それくらい、たくさんの雪が降り、
たくさんの重労働、たくさんの絶景が
生まれているのです。
深川の冬は一面 白。
冬にまぶしいーって感覚を味わうなんて、その神々しさたるや。
-10℃でも汗ダラダラのおばさんを見ました。

道路には背が高く大きな除雪機と、雪を運ぶ大型トラックが走ります。
大雪の日は深夜3時でも重機の音が聞こえてきます。
寒いのに…頭が下がりますね。

追いやった雪はこうして一定の場所に積み上げられます。
こういうとき、北海道弁では「積まさる」というらしいです。
ex ) ふいにボタン押しちゃった!→「押ささる」

わかるでしょうか。車の倍くらいの高さです。
それくらい、たくさんの雪が降り、
たくさんの重労働、たくさんの絶景が
生まれているのです。
深川の冬は一面 白。
冬にまぶしいーって感覚を味わうなんて、その神々しさたるや。
▲
by tsukam_m
| 2016-02-17 13:41
| 雪国の生活
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